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沖縄慰霊の日~生き残りの母から生まれてきた私の命に感謝~

【生まれてきたことの不思議】
 
沖縄戦の話になるといつも思う。うちの父や母が生き残ったから私がいるんだなぁ不思議だなあと。
 
那覇んちゅで小学生だった母は、対馬丸対象者で、船に乗って疎開に行くことを楽しみにしてたそう。歯磨きを準備して、旅行気分だったそう。
けど、直前に、祖母が、「やっぱりやめなさい」といい、
「えー、乗りたかったのに。」と断念。母は、
「あの時乗ってたら、私ここにいなかったかもね。」と言う。
 
その後、昭和19年10月の那覇1010空襲で空からの米軍の攻撃の中、曽祖母も含め大家族で逃げ回り、その時、目の前で人が亡くなるのも見たそう。
 
でも、母の家族はみな生き残った。
 
しみじみ、自分の命の不思議さを感じる。
 
母は、目の前で亡くなった人のことを思い出すとつらいそうだ。
あまり戦争の話はしたくないとも言う。
 
戦争にならないように、戦争に巻き込まれないように考え続け、生まれてきたことを大切に思い、亡くなった人たちのぶんまで、毎日を大切に明るく過ごすしかない。
 
いつまでも先の大戦を恨んでいたら先人も悲しむだろう。
 
母は言う。「明日死ぬという特攻隊のお兄さんたちはみな立派で優しかった。一緒に遊んでくれた。」と。散っていった命のおかげで、ここにある私の命。感謝しかない。

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